創設者と同じ名前の名車『エンツォフェラーリ』
出典『フェラーリ公式サイト』
フェラーリの中でスペチアーレと呼ばれる特別生産モデルがあります。
第1弾288GTOから始まり、直近のラフェラーリまで在りますが、今回はその中でも2002年に発表された第4弾の『エンツォフェラーリ』についてお話したいと思います。
創設者と同じ名前『エンツォ・フェラーリ』
F40、F50と周年にかけて、命名されていましたが、55周年であるこの年は、創設者である『エンツォフェラーリ』の名前が命名されました。諸説ありますが、語呂が良くなかったからというのが有力らしいです。
出典『フェラーリ公式サイト』
乗り手を楽しませる車。前モデルより構造改善。
第3弾であったF50は「F1エンジンを積んだロードカー」がコンセプトでした。F1そのものの構造であったことで振動やノイズが激しく、乗り心地の悪さから評判が良くありませんでした。そういった経緯もあり、エンツォフェラーリは快適性や乗り手を楽しませることにも配慮がされました。
デザイナーは日本人「奥山清行氏」
有名な話ではありますが、『エンツォフェラーリ』は当時ピニンファリーナに在籍していた奥山清行氏が描いたデザインが採用されました。
F1カーを想起させるノーズデザイン、前上方向に開くディヘドラルドア、可変リヤウイング、高効率なデュフェーザーなどがスタイリングの特徴でもあります。
奥山清行氏は、その後もフェラーリの456M GT、599GTBフィオラノ、カリフォルニアもデザインしています。
スペック
モデル | Enzo Ferrari | |
登録年 | 2002 | |
■ドライブトレイン | ||
---|---|---|
エンジンタイプ | 水冷V型12気筒DOHC | |
ボア×ストローク(mm) | φ92.0×75.2 | |
総排気量(cc) | 5998 | |
圧縮比 | 11.2:1 | |
最高出力 | 680PS/7800rpm | |
最高トルク | 67.0kgm/5500rpm | |
トランスミッション | 6速セミAT | |
■ボディ | ||
全長(mm) | 4702 | |
全幅(mm) | 2035 | |
全高(mm) | 1147 | |
ホイールベース(mm) | 2650 | |
トレッド前(mm) | 1660 | |
トレッド後(mm) | 1650 | |
乾燥重量(kg) | 1255 | |
■サスペンション | ||
フロント | ダブルウィッシュボーン+コイル/スタビライザー | |
リヤ | ダブルウィッシュボーン+コイル/スタビライザー | |
■タイヤ | ||
フロント | 245/35ZR19 | |
リヤ | 345/35R20 | |
■ブレーキ | ||
フロント | ベンチレーテッドディスク | |
リヤ | ベンチレーテッドディスク |
この時代のトレンドでもあったカーボンファイバー素材を多用し、徹底的に軽量化されました。乗り心地のため大型ではあるものの、1255kgにまで抑えられています。
最高速度は350km/h以上、0〜1000m加速が19.6秒と申し分ない性能に仕上げられました。
生産台数は400台
生産されたのは400台と非常に少ない台数でした。そのうち日本国内正規輸入台数は僅か33台でした。
終わりに
いかがでしたか?
日本人がフェラーリをデザインしていることに驚きと、名作に携わっていることに誇りを感じますね!
当店は本州でフェラーリ在庫数No1(正規ディーラー除く)ですので、お時間ありましたら是非当店へ遊びに来て下さいね。
当店のフェラーリの在庫はこちら
また、買取・委託も強化しております。フェラーリを始め、お車のお手放しに迷っている方は、是非当店へご相談下さい。外車・国産車問わず、募集しております。無料査定も行なっておりますので、お気軽にご相談下さい。